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清水市長対談「プロローグ」(NPO法人ぐんまHHC)

対談日 5月23日(太田市役所 応接室)

太田市役所

市長 清水 聖義

 

特定非営利活動(NPO)法人
ぐんまHHC(Holistic Health College)

代表 関根 沙耶花

「発達障害の就労支援と医療・福祉の融合経営について」


市長:サヤカ先生がやっている「心療内科」とか「精神科」とか
「こころ」の治療って難しくて分かりづらいよね。
普通は(内科等)風邪ひいたから、注射しようとか薬だそうとか
患者さんにも分かりやすいけど。
「人の気持ち」って治ったか治らないかが、よくわからないんじゃない?
「治らないのになんで金とるの?」とならないかな。(笑)

サヤカ:今のところ幸いないです(笑)
なので、今後はクリニックだけでなく、デイケア、訪問看護等
多機能型の精神施設を展開したいと思っています。
そうすると訪問診療で看護師さんに話を聞いてもらったり、
デイケアに来て、食事指導をしたり。色々な診療が出来ます。
 

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市長
市長とサヤカ医師
サヤカ医師


市長:GK(ぐんま国際アカデミー)に来ていて、太田に住んでいて
東京で訪問診療している医師がいますよ。
 
サヤカ:訪問診療は診療スペースが最低限でよいので、他地域で展開しやすいですね。
これからは医療と福祉の融合です。
医療は治療の部分で保険点数がついて、
福祉はこの「もや」っとした部分に点数がつきます。

市長:医療というのは治療だよね。福祉ってさ。何か「もや」だよね。
「気持ちがよくなること」がいいんだよね。

サヤカ:はい。福祉は生活支援が主ですね。
医療も福祉も両方とも相乗りでうまくやっていくと、治療も経営も
うまくやっていけると思います。発達障害の支援も同じと考えています。

市長:心療内科って本当によくわからないよね。
よく精神科の先生が会社を休む時に
診断書に「半年を要す」とか「1年を要す」
とか書いてくるんだけど、サヤカ先生のとこはどう?

サヤカ:うちではなるべく休ませないように対応しています。
最初は1か月から1か月毎に書きます。次は3か月書きます。
でも、そうすると復帰出来ない人が出てくる。
休めば休むほど復帰出来ない。最初からなるべく休まない方がいい
と思っています。

市長:うち(市役所)は専門医師がいて、何か色んな治療をして、
「回復しそうです」とか色々(診断書に)書いてくる。

サヤカ:会社に行きたくても行けない人達の受診が本当に増えてきています。
うちでは今後、大人の感覚過敏、発達障害について、
成人型の発達障害に特化して診療しようと思っています。
今後は、その方たちの就労支援もやりたいんです。

市長:そういえば、この間(発達障害の診療支援について)
NHKで特集していたな。

サヤカ:そういう方達って最初は大企業に勤めていたりして。
見た目普通、分かりづらいので、トラブルになりやすい。
頭がいいので、就職は出来るんだけど、
人とのコミュニケーションがとれなかったり、空気が読めなかったり
でまわりや職場の人が困ってしまう。
そこを企業研修と本人への周知を両方からケアする。
そういう支援を太田市で展開して行きたいなと思っています。


市長:そういうのはお金になるの?(経営として成り立つの?)

サヤカ:それは福祉の分野で展開します。
全国から人がくると思いますよ。みんな本当に就職先で困っているし、
生活する事に困っていたり、周りから理解されない事で孤立したり。

市長:(当事者としては)社会に出やすい職業は
どんな職種が一番いいの?限定されてしまう?

サヤカ:例えば、聴覚過敏といってちょっとした音でもすごく気になってしまう
人、が電話受付の仕事なんかは向いていなかったり、
学習障害があって、文字を書くのが苦手な人は
事務仕事向いてないのに、本人が(その傾向に)
気づきていないが為に全く合わない職種に就いてしまう。
だから、その人本来の特徴を考慮した就労支援が大事。
そういうのを福祉のくくりをみんなでやりたいんです。

市長:障害者をうける雇用主側も、「なんの仕事がやれるか?」
という「マッチング」も大事だよね。

サヤカ:別に事務仕事でも、営業であっても
本人の教育と、受け入れ先の研修をしたら
うまくいくんじゃないかと思う。職種を限定しなくても。
どちらかというと、研修や理解が大事かなと。

市長:知的とか身体(の障害)というのは国で決めて雇用している。
会社の3%だっけ?これは発達障害は対象でない。
これは1級とか2級とか目に見えて分かる障害だけれど
目に見えない障害、発達障害とか感覚過敏とかの人達が
社会に出て行く受け皿が大事だよね。
けっこういるのかな?

サヤカ:うちのスタッフでもいます。
感覚が過敏だけれど、とても優秀。指示したことは全部できます。
でも学校では対応できなかった。だけどとても働きます。
高校も中退しているけど、大検(大学検定試験)をとって
今、臨床心理士になる為に大学に通っています。

市長:ほう、すごいね。

サヤカ:他にも聴覚処理が聴覚優位のスタッフには、耳から入ってくる
情報処理が得意なので、この人には口頭で伝える
視覚優位の人には、目から入ってくる情報処理が得意なので、
この人には紙に書いて指示する。そうすると完璧です。
私は(仕事の指示を)人によって分けています。
だから、事業者側が工夫すればどんな仕事でもいけると思います。
 

本編動画はコチラ→【動画】市長対談 第1回「病院を出よ!街を出よ!」(NPO法人ぐんまHHC)

 

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    ケンコウ × マチヅクリ
  • ■住所

    群馬県太田市